リ・バース６０は、住宅金融支援機構と提携している金融機関が提供する満60歳以上の人向けの住宅ローンです。

特徴的なのはその支払い方法で、月々の支払は利息のみで、元金は、利用者が亡くなったときに、相続人が一括して返済するか、不動産を売却して返済することになります。

➡【ズバリ！家を子供に残さなくてもいい人には使える住宅ローンです】

まだできてそれほど時間がたっていない商品ですので、利用者はまだ多くありませんが、家を売却して返済をすればいいので、家を子孫に残さなくてもいい人にとっては使える住宅ローンです。

【リバース６０】を利用して住み替えをしたいという人は「おひとりさま不動産」に相談してください。

今まで住んでいた一戸建を売って中古マンションを購入しようというケースを考えてみましょう。

一戸建が3000万円で売れて、2000万円の中古マンションを購入したとします。 

家を売却した現金で購入する場合は、1000万円が手元に残ることになります。

一方、家を売ったお金のうち、1200万円だけを自己資金として使い、残りの８００万円をリ・バース６０を利用して借りたとします。

 その方が75歳でお金を借りて、85歳で亡くなったとします。

この場合、10年間はずっと利息を毎月返さなければなりません。

利息が2.475％だとすると、１０年間の利息のトータルは198万円になります。 

つまり、リ・バース６０を利用すると

3000万円のうち購入時に1200万円を使っているので、この時点での残り1800万円。

この1800万円から利息198万円を引くと、1602万円手元に残ったことになります。

単純に家を売ったお金でマンションを購入するより、あえてローンを組んで購入した方が600万円多く老後資金として使えることになるのです。